2020年実施 <令和元年補正> IT導入補助金の概要と変更点

BAISOKUです。

昨年12月に経済産業省から令和元年補正(2020年実施)の「IT導入補助金」の概要が発表されました。
また、令和2年2月17日更新として資料が追加されています。
公募開始前ですので、まだ情報は多くありませんが、現時点で分かっているポイントをご紹介します。

中小企業対策関連予算

令和元年12月26日付で発表されています。
中小企業対策関連予算 (リンクしています)
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/

令和元年補正(2020年実施)「IT導入補助金」の資料

令和元年補正(2020年実施)「IT導入補助金」の概要

・趣 旨:バックオフィス業務の効率化等の付加価値向上に繋がるITツール導入を支援
・補助額:30万~450万円
・補助率:1/2
・補助対象:バックオフィス業務の効率化や新たな顧客獲得などのためのITツール導入

例えば、受発注管理、販売管理、在庫・生産管理などのシステム、勤怠管理、営業日報などのツールなどが補助対象になると予想いたします。

ホームページに関しては昨年に引き続き補助対象外となり、小規模事業者向けの「持続化補助金」(補助限度額:50万 補助率:2/3)での補助対象になるようです。

「IT導入補助金」の主な変更点

大きな変更はないようですが、2つほどあります。
(1)補助金額
前回は「40万~450万円」でしたが、今回は「30万~450万円」となっているため、さらに少額でのITツール導入も対象になります。

(2)応募要件の追加
「3年間、給与支給総額を年率平均1.5%以上増加させる計画を有し、従業員に表明していること」
「3年間、事業場内最低賃金(事業場内で最も低い賃金)を地域別最低賃金+30円以上の水準とする計画を有し、従業員に表明していること」
が、A類型では加点要件に、B類型では申請要件となっています。
給与額の増加については、「ものづくり補助金」「持続化補助金」も同様の要件が追加されています。

< また情報が更新されましたらこのブログでもご紹介いたします。>

昨年の公募開始時期から、今年も4月〜5月頃に公募開始と予想されますので、
自社、もしくは顧問先のお客様がIT化を検討されていましたら、早めのご準備をおすすめします。


ただ、特に2つめの変更ポイントに関し、一つ考えていただきたいのは、

「業務改善のため、とりあえずITツールを導入する・・・」

では、一部の業務効率はアップするかもしれませんが、給与をアップ、すなわち、利益を確保する根本的な手段にはならないということです。

IT支援事業者登録しているBAISOKUシステムは、部分的な業務改善ではなく、全体最適化を目的としていますので、給与アップに対し直接的な対応が実現できます。

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ひとりぶんの人件費より安いほどです。

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