「反省する」ことは、「省く」こと!

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

「吾れ日に吾が身を三省す」

論語の中で、曾子が語ったとされる言葉です。
(ちなみに、書店の「三省堂」はこの章句から名をとったと思われます)

「三」とは、たびたびのこと。つまり一日の中で何度も反省する。ということ。

「省」とは、「かえりみる」
「かえりみる」とは、自分のやったこと、考えたことをもう一度考える。
自分と対峙して、自分と会話する時間を持つ。

おもしろいのは「省」には「はぶく」という意味がある。
「省エネ」の「省」ですね。

無駄なことがなかったか。もっと省けるものはなかったか。
植木を剪定するように、行動や思考にむだや不必要なものを取り除いて、
いつもすっきりした明瞭な頭で、行動でいられるように「はぶく」

つまり反省する、とは、かえりみて、はぶく、ということ。

我々ITの世界も、「省く」ことがテーマです。

小さく、すくなく、軽く。
システムも、10の手間を1クリックでできるように。

その省いた分をいかに生産的な、創造的な時間にかえられるか。
ITはそのための手伝いの手段と考えています。

コンピュータでやれることはコンピュータで。
人間にしかできないことを人間がやる。
本末転倒にならないように。

反省のないところに進歩なし!

今日もBAISOKUは、吾が身を三省しつつ、みなさんの
「省く」をお手伝いします!

◆今日の一言

吾れ日に吾が身を三省す。
人の為に謀りて忠ならざるか。盟友と交わりて信ならざるか。習わざるを伝うるか。

「論語」(学而 第四)

自分は日に何度もわが身を反省する。
人のために考え計って努力できなかったのではないか。
友達と交わって誠実ではなかったのではないか
習熟せぬことを人に伝えたのではないか
我々の精神・意欲の中には、無闇にのさばる横着なものがあるかと思うと、
一方では萎縮するものがある。
そのわがままな欲望を抑制・助長するために理性というものがあって、
良心の調和を図っている。これがいわゆる「時中」というものであり、
三省というものである。

「論語の活学」 安岡正篤