「挨拶」の本当の意味

挨拶してますか!

家族に、ご近所のかたに、職場で、
大きな声で挨拶すると気持ちいいですね。

「挨拶」の本当の意味をしっていますか?

相手に敬意を表するだけではなくて、実は
「自らを敬す」行為なのです。
(詳しくは「今日の一言」参照)

「挨拶」とは形式的に言葉を交わして
コミュニケーションを図ること、ではありません!

挨拶には言葉、身振り、文章など様々な形がありますが
挨拶すること自体が目的ではないのです。

本質は「挨拶」を通じて、『相手の心情を感じ取る』
さらに『自分自身を見る』ことができてはじめて
「挨拶ができた」ことになるんですね。

「挨拶」をするときには、自分自身の

「挨拶をする姿勢」を意識してみるといいです。
その時の心情により、声のトーンや姿勢が

毎回異なっていることに気づくでしょう。

意識をして、相手にも自分にも「気持のいい挨拶」をすること。

人間社会で生きていく上で、「挨拶」は必須なものです。
当り前で永続的な事だからこそ、「挨拶」が大事です。

あ・・・あかるく
い・・・いつも
さ・・・さきに
つ・・・つたえる

眠ったような挨拶は挨拶に非ず!!

機嫌のいいときだけ挨拶するようなケチはいけません。

挨拶は人より先に自分から!
はっきり大きな声で相手に伝えよう!

◆今日の一言

「お辞儀をすると言うこと」

大抵の人は、お辞儀というのは「相手に敬意を表する」事と思っているが、

それは第二義である。

第一義は相手を敬するということではなくて、「自らを敬す」ということである。

仏典にお辞儀ということを説いて「吾を以て汝を敬し、汝を以て吾を敬す」と言っている。

つまり、お辞儀をするということは、「自分が相手に敬意を表すると同時に、
相手を通じて自分が自分に対して敬意を表する」ことである。

お互いに挨拶する。お辞儀をするということは、お互いに相敬するということであり、
自ら他に挨拶をするということは、同時に他を通じて自己を敬すと言うことだ」

安岡正篤

『知命と立命』

スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄