極度の負けず嫌い(その2)

先日、私は極度の負けず嫌いです 、というお話をしました。

みなさまにたくさんのコメントをいただきました。
ありがとうございます。

ジャック・ウェルチ元GE会長をコーチした、コーチングの第一人者である
マーシャル・ゴールドスミス氏によると、

「極度の負けず嫌い」というのは、「リーダーが陥りやすい20の悪癖」
の筆頭に挙げられています。

そのリーダーの悪癖というのが:

1. 極度の負けず嫌い
2. 何かひと言価値を付け加えようとする
3. 善しあしの判断を下す
4. 人を傷つける破壊的なコメントをする
5. 「いや」「しかし」「でも」で話を始める
6. 自分がいかに賢いかを話す
7. 腹を立てている時に話す
8. 否定、もしくは「うまくいくわけないよ。その理由はね」と言う
9. 情報を教えない
10. きちんと他人を認めない
11. 他人の手柄を横取りする
12. 言い訳をする
13. 過去にしがみつく
14. えこひいきする
15. すまなかったという気持ちを表さない
16. 人の話を聞かない
17. 感謝の気持ちを表さない
18. 八つ当たりする
19. 責任回避する
20. 「わたしはこうなんだ」と言いすぎる

です。

以前、ある人にこれを指摘され、数年間はこの20項目を机に貼って
毎日点検していましたが、
「負けず嫌い」だけは克服できません。

以前話をしたように、自分に負けない!
という点ではこれでもいいのかな、と思っています。

多かれ少なかれ、リーダーと呼ばれる人は、「負けず嫌い」の性格を
もっている人だと思います。
負けてしまったら、社員も家族も守れないからです。

そのために、智慧をしぼって技を磨いて、
奮闘するのがリーダーではないでしょうか。

松下幸之助先生もおっしゃっています。


「勝つことに対する執念」

商売は勝ち負けである。この注文がどちらに行くのか、
相手に自分より多く取られたら負け。
それに勝つには、まず勝つことに対する執念がなくてはならない。

ぼくの体験からいくと、やっぱり勝とうという執念の強い者が最後に勝つ。
九〇パーセントまでそうやな。
だいたいぼくは、勝負はもう日々にやっている。
商売というものは勝ち負けやな、いわば。
うちが勝負に勝ったら、相手の商売は暇になる。
この注文はどっちへ行くかわからないという場合、注文をたくさん取られたら負け。
熱心にやったら注文を取れるわけや。
だから、やっぱり執念がなかったらあかんな。
勝つことに対する執念をもたないといけない。

『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』

松下幸之助

自分に負けるな!

世のため人のため、大切な守るべき人のため、

執念を持って勝ちましょう!

◆今日の一言

負けじ魂を燃やせ

実際修養ということさえ、ある意味では負けじ魂がなければ、
なかなかできるものではありません。
その点からは、偉人とは道を履み行う上で、何人にも負(ひ)けをとるまいと、
生涯覚悟して生き貫いた人と言ってもよいでしょう。

森信三

スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄