微差と不統一は違う!

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

微差が大差を生む、といつも言っていますが、
「微差」というのは、少しでも「よりよく」なるように
小さな工夫でも前進でも積み重ねていくことを言います。

「差」だったら何でもいいわけではないので、
「差」は「差」でも、ちょっとずつ違うように変えていってしまうと、
それは「微差」ではなくて「不統一」になってしまいます。

例えば、みなさんがワードをつかって年賀状をつくるとします。

最初に作ったものに少し手を加えて、コピーして保存、
またさらに変更を加えて、新しい名前で保存、、、と何度か
繰り返すうちに、どれが最初につくったもので、
最後につくったもののはどれか、訳がわからなくなってしまった、
などという経験はありませんか?

何を申し上げたいかというと、
ひとつ、「正」となるものを磨き上げていって、よりよい
改善を加えていくと、より洗練された、「使える」ものに
なりますが、
ちょこっと変えて作り直し、またちょこっと変えて作り直し、、、
とやっていってしまうと、似て非なるものが山ほどできてしまい、
メンテナンスできなくなってしまいます。

数を多くつくるのではなく、一つのものをよりよくするために
創意工夫を重ねていく。それが「微差を積み上げる」ということです。
オリジナルのものを常に進化させ続ける、ということですね。

思えば、「人生」というのは一度きり。

そもそもコピーできないのですから、
自分の人生、真剣に「微差」を積み重ねていきたいものです。

人生二度なし!

◆今日の一言

この世はどういう道理でできているかと言うと、微差が大差。
微差が大差を生むのです。

オリンピックでも、金メダルと銀メダル、世界記録と、
もうちょっとで世界記録というのとでは、
世間の注目度からいったらエライ違いですよね。

だけど、能力的なことでいったら、0.1秒とか、微差の世界です。

山だって、「富士山は日本一だ」ということは知っているけれど、
二番目に高い山はどこですかって、ほとんど知らない。
三番だと、もっと知らない。

微差なんですよ。微差なのに、知名度は大差なのです。

斎藤一人さん 『微差力』