「ありがとう」と「ごめんなさい」

おはようございます!BAISOKUの吉沢です。

先日、「吉沢家 家訓!」
で書いたのですが、

我が家では
「悪いことしたら、『ごめんなさい』と言うこと」
が子供たちとの約束です。

至極あたりまえのことだと思いますが、実は大人でも案外できていない
人が多いです。

物理的に損害を与えた、とか、身体的にダメージを与えたときに
謝罪するのは当然ですが、

何か心配をかけてしまったとか、気を遣わせてしまったときに、
「ご心配をおかけしてすみません。ありがとうございます」
と言える人が少ないような気がします。

逆に、「ありがとう」も、
物理的に何かをもらった、とか、助けてもらったときだけでなく、
心配りや気遣いに対しても「ありがとう」と言えていますか?

例えば、風邪で会社を休んだ翌日、
「休んですみませんでした」とは言うけれど、
「ご心配をおかけしまして申し訳ありませんでした。
 お休み中のフォローありがとうございます」
と言える人がどれくらいいるか?

例えば、プレゼントをもらったときに、その「物」に対してだけではなく、
わざわざ自分のために選んでくれたこと、
買い物に足を運んでくれたこと、など、
その「想い」に感謝していますか?

「ありがとう」と「ごめんなさい」は表裏であり、一対なんですね。
感謝できることに感謝!

◆今日の一言

孟子曰く、人の禽獣に異なる所以の者 幾(ほとん)ど希(すく)なし。
庶民は之を去り、君子は之を存す。

人間が禽や獣と違っている点は極めてわずかであると言っている。
「そのわずかばかりの大切なもの」というのは「仁」であり「義」であり、
そして「敬」と「恥」であると言っている。

心の明るさ、清さ、人として人を愛する、助ける。

人に尽くす、恩を知る、正直、勇気、忍耐など、
そういう貴い心の「働き」、こういうものを「徳性」という。

これらが人間にとって一番大事な要素である。

『孟子』