仕事はボランティアではない!

BAISOKUに面接にくる学生さんに必ず質問することがあります。それは
「なぜ仕事がしたいのですか?」です。

学生さんからすると「仕事はしたくないんだけど、会社に入らなくてはいけないから」
というのが本音なのでしょうが、そこはあえて「仕事したい」という前提で質問します。

圧倒的に多いのが
「人の役に立ちたいから」

結構です。素晴らしい答えです。

では、
「あなたは『何をして』人の役に立ちたいのですか?」
と聞くと
「え~っと・・・、ボランティアとかですか」
と、気が抜ける答え。ここは面接の場だということをすっかり忘れています(苦笑)

ボランティア、大いに結構です。ですが、ボランティアと仕事は全く違います。
ボランティアは、時間があいたときに人様のお手伝いをすること。
仕事は、働くことを通じて、人様のお役に立つこと。

時々、仕事そっちのけでボランティアに力を入れている人がいますが
全くの主従逆転です。

仕事でしっかり成果をだして、あまった時間とお金でボランティアを行うことは
素晴らしいことです。ですが、ろくに仕事もできないのに
ボランティアに興じているのは本末転倒。

まずは仕事ができるようになることが先決。
そういう人は、会社の他の人が稼いでくれたお金を給料としてもらって、
自分の時間をボランティアにつぎ込んでいる。

ボランティアが悪いと言っているのではありません。
奉仕活動、尊い行動です。

BAISOKUでも、各種募金や、ペットボトルのキャップの回収、
その他、仕事の時間の1割を人のために使う「10%チャレンジ」など
奉仕活動を奨励しています。

が、まずは仕事を通じて人の役に立てることが基本。
社会人なら、仕事で一人前になって、
仕事を通じて社会に貢献することが先!

お金をいただいて仕事をするのだから、
いただくお金に見合う以上のプロの仕事をしなければいけません。

あなたは今日一日、誰のためにどんなお役立ちをしますか?
そしてそれはどれだけの対価となって戻ってきますか?

魂を込めて、想いの仕事をしていますか?

こだわる、つきつめる、きわめる!

◆今日の一言

カーライルがかつて自分のすべての生活訓を次のようなたった一つの文章に要約したことは、

決して間違っていない。

「自分の仕事を知り、それをなせ。」

カール・ヒルティ

スピードアップコンサルティングのBAISOKU
代表取締役 吉沢和雄